アクティブシニアへの情報コーナー、自分へのご褒美 潜入ルポ第一弾は、熊本市東区西原1丁目の「聚楽(じゅらく)」を訪問しました。
自分へのもてなしが詰まった大きなプレゼント箱
以前から東バイパスを通る度に気になっていた建築物が今回ご紹介する「聚楽」。知人との会話の中で、いったいどういうとこなのか?と話題になり、資料を取り寄せたのがきっかけ。プラチナマンションと銘を打つその内容は、パンフレットを見る限り、理論的な左脳型にとっては想像しがたいものであった。百聞は一見にしかずと館長の齊藤氏を訪ね隅々まで見せていただいた。
高級シニアマンションとは似て非なるモノ。介護施設とは全く異質なもの。かといって一過性の価値を持つ「高級リゾートホテル」のよそよそしさでもない。
結論から言うと「聚楽」は熊本のどこにもないコンセプトを持ったものであった。それもその筈、マンション的箱物発想ではなくハードはもちろんソフトも兼ねそろえた「自分もてなし施設」と表現をしたい内容だった。
先ずは、住戸スペースを案内していただいた。各家異なる玄関の造りや、80を超える1LDKの居住空間、広々としたリビングや見晴らし抜群のバルコニーなど、人が普段いかにしてくつろげるかを細心細部まで追求した住人目線の「我が家」。そこには極上のプライベート空間が広がっている。スプリンクラーや緊急ボタンなど万が一の備えた設備はさらなる安心感を強調してくれる。分譲マンションなので、自己資産として所有できるとのこと。
そして注目すべきはホスピタリティの数々。身を粉に働いてきたアクティブシニア世代への五感に訴える「自分や奥様へのご褒美」を極めた観がある。
一言で言えば、つい大切な誰かを誘いたくなる施設、そんな感想だ。写真は数ある特徴の中で私がより選んだもの。
一流の料理を我が家の延長戦で
豊かな暮らしと聞くとまず頭に浮かぶのが「食」。専属の料理人が作る豊富なメニューは迷うほどであった。鉄板や寿司は家族や友人の目の前で料理してくれるだけでなく、好みなどにも応じて対応してくれるそう。聞くと食材やお酒は持ち込みも出来るとのこと。釣り仲間とその日の釣果をシェフに調理してもらい、キープした年代もののワインで楽しむなどはそうそうできないもてなしではないだろうか。
健康管理の為の施設もしもの時の設備
各戸枕元やトイレ、ユニットバスにはスタッフと24時間繋がる万が一の為の緊急呼び出しボタンが設置されている。また、聚楽内には内科のクリニックがあり、体調がすぐれないときだけでなく健康管理の為の検診ができる環境が側にあるのは心強い。
シェアリングコミュニティという考え方
「大きなルームシアター」「世界中のコースを再現したシミュレーションゴルフ」「年中入れる屋内温水プール」「マシン充実のフィットネススペース」「健康麻雀ルーム」「趣味が広がるアトリエ」「庭園を眺める図書コーナー」「最上階の展望浴場」「送迎のある生活」などなど、すべて会員が利用できる施設やサービス。
誰もが思い描く「我が家にあったら」と思う多くのものがここではシェアできる。同時にそれは入居者間の心地よいコミュニケーションのきっかけにもなっている。行事イベントなども行われ、通常のマンションにはない繋がりを感じた。もちろんマンションなので、セキュリティやプライベートはきちんと確保されているのも細心の配慮だ。
すべてを見学し終わって頭に間違いのない対象が幾つか浮かぶ。
「子供が巣立って夫婦二人、そろそろセカンドライフを。子供は将来帰ることはないが年に数回は顔を見に来てくれる」「遠方にいる、親が健康上心配な年齢になってきた」「配偶者に先絶たれて身の回りのこと、食事などで苦労しているが、まだまだ元気」「一人暮らし、これから万が一への不安がある」など。
高齢者社会の中に生まれる色々な選択肢の一つだろうが、社会ニーズを捉えた熊本の中でも、聚楽はオンリーワンの施設と言えるだろう。アクティブシニアにとっては自身の将来像を描く上でも一見の価値ある施設ではないだろうか。
【潜入先】プラチナマンション 聚楽
〒861-8029 熊本県熊本市東区西原1丁目11-31 TEL096-387-3600